毛の構造について

皮膚から見えている毛の部分を「毛幹」、皮膚の下にある部分を「毛根」といいます。

 

さらに毛根の根っこのような先が丸く膨らんだ色の濃い部分を「毛球」といい、毛の生成を促す「毛乳頭」や「毛母細胞」が入っています。

 

毛球は皮膚の奥にあり毛細血管と繋がっていて、血管から栄養や酸素を得て細胞分裂を繰り返し毛が成長します。

 

毛根から毛全体を包んでいる「毛包」という部分があり、皮膚に毛を固定して抜け落ちにくくする働きがあります。

 

 

「毛周期」とは?

毛周期とは毛の生え変わるサイクルのことで、

 

  1. 成長初期
  2. 成長期
  3. 退行期
  4. 休止期

 

と、4段階に分かれています。

 

 

 

成長初期は毛球の内側にある毛乳頭が栄養や酸素を取り込み、成長し始めます。

 

さらに成長期は毛母細胞が分裂を繰り返して毛幹を上へと伸ばして成長し、メラニン色素の濃く太いしっかりとした毛になります。

 

退行期は毛の成長が止まり、毛母細胞の分裂がストップする時期です。毛球部分が押し上げられて、徐々に毛乳頭が緩んで毛球から分離します。

 

休止期になると成長の止まった毛が抜け落ちます。毛が抜け落ちると成長初期へ進んで、毛球内に毛乳頭が抱え込まれ毛の成長に必要な栄養や酸素を取り込みます。

 

脱毛ケアでは成長初期と成長期にメラニン色素に反応しやすい光やレーザーの照射を行い、毛を通して毛根に熱エネルギーを与えて毛を弱らせる方法があります。

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